こんにちは。ハッピーライフです。
今年もあと1か月になりました。
仕事もいよいよせわしくなっていきますが、ミスなく乗り切りたいものです。
さて、お昼にツイッターを見ていたら、中学受験に関するツイートがあがっていました。
「そうか、そんな時期か・・・」と、考えながら、思い出したことがあったのでその出来事を話します。
三者面談にて
息子が高校2年の冬のことです。
定期テストが終わり冬休み前の三者面談がありました。
その面談でテストの結果を渡されるのですが、生まれて初めて、私自身も見たことも経験したこともない数字を目にしました。
その数字とは・・・
197/197
「おっと?これはなんだ?」と、すぐには理解できませんでしたが、まもなくこの数字の意味がわかってきました。
その数字は197人中197番目、つまり2学年の最下位を知らせる数字でした。
「ありゃま!最下位・で・す・か」
以前からこの教科が苦手だ、とは聞いていましたが、こんなにできなかったんだとわかると、「何やってんだ」とか「がんばれよ」とか、そういう言葉は出てきません。
成績表を渡された後、先生に何を言われたかほとんど憶えていませんが、唯一憶えているのは、「ん~ちょっとこれはねぇ・・・」と、言ったきり、適当なアドバイスがなかったことでした。
担任も「何か言わなきゃ」と、思って言葉を探したのかもしれんせんが、最下位の成績の高校生にはどんな言葉も届かないと思いました。
帰りの車の中で落ち込む息子。
今思い出してもあんなに暗い顔をした息子を見たことがありません。
野球の試合で全打席三振しても、あんな落ち込み方はしないでしょう。
帰って妻に面談の様子を話すと「えっ!?」と、驚くばかりでした。
私も数学は苦手ですが、最下位になったことはありません。
息子は本当に苦手で、入学した時から全く分からなかったんだなと思うと、なんだか悲しい気持ちになってきます。
「その後、息子は一念発起し、数学を猛勉強して」・・・と、くれば、違う意味で「下剋上球児」になるわけですが、息子は早々に数学を捨て、数学の受験のない学部を選び、1年後に受験をして合格しました。
最善策だと思いました。
先生も「もう数学はいいから確実に点を取れる教科をやれ」と、言っていたようです。
最下位とトップ
私は一番もなければ最下位もとったことはありません。
どちらの気持ちもわかりませんが、息子は最下位の気持ちもわかれば、一番の気持ちもわかる高校生でした。
数学が全くダメな息子も世界史だけは良くできたようで、センター試験で満点をとりました。
最下位をとってしまったことで、「もう無理!」と、数学をスパッと諦めたことがよかったと、受験後に話しました。
最下位をとって、いいことがあるとすれば、「諦められる」と、いうことかもしれません。
あの時、息子の順位が160/197なんていう、ものすごい中途半端な順位だったら、数学を捨てられなかったかもしれません。
最下位になるものがあったり、一番になるものがあったり、不思議な息子でした。
最後に・・・
当時満点を取った時のことを聞くと息子はこう答えました。
「世界史が難しいってよくわかんね」
ちょっとムカッとしました。
数学のできない息子も同じようなことを言われたんでしょうね。
「数学は答えがひとつだから簡単だと思うけど」みたいなこと。
あっ!それは私が高校時代に言われた言葉でした。
それではまた。(@^^)/~~~
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