こんにちは。
ハッピーライフです。
工場閉鎖に揺れる「日産自動車」。
そんな記事が出た翌日、主力車「ノートの輸出を検討する」というニュースが流れました。
「輸出を始める」ではなく、「検討する」のだそうです。
日産で一番売れてる車が国内販売だけだったのはちょっと意外でした。
検討、検討、検討、そして見合わせ?
そんな気がするのですが・・・
ぬるま湯につかった経営と「ゴーンちゃん助けて~」でやってきたツケを見事に払わされている格好の日産。
魅力のないデザインとEV車のヨーロッパ進出の失敗。
「乗りたい車がない」というユーザーと、「売る車がない」というディーラー。
日産の現状をピタリと言い表した言葉です。
「脱炭素!」「これからはEV車の時代」
ヨーロッパ諸国や中国では、近い将来EV車しか走ることができない、と主張してきました。
誰もが「そんなことできるわけねぇだろ」と、思ったはずです。
しかし、日産は本気でそんなことを思っていたのでしょうね。
充電スタンドが一向に増えない状況を見れば、EV車が眉唾物なのは誰でもわかるはず。
EV車を推進してきたヨーロッパだって一番売れてるのはディーゼル車です。
フォルクスワーゲンの一番大きな工場でのリストラばなしも数か月前に出ましたよね。
今になって「内燃機関の車を・・・」みたいなことを言い出して、「どの口が言うの?」って思ってしまいますね。
日本でもSDGsと脱炭素を絡めてEV車報道が多くなりました。
どう考えたって走る車すべてがEV車になるなんてことは絶対にないのに・・・。
そもそもEV車を取り巻く環境は不便なことばかりなのです。
スタンドがない
充電に時間がかかる
走行距離が短い
この3重苦がそろえば売れるわけがありません。
おまけに高価だということ。
所詮EV車はお金持ちの道楽車なのです。
「距離なんか走らなくてもいい」
「どんな走りなのか興味がある」
EV車はそういう人たちの乗り物なのです。
「脱炭素」を真剣に考えて買う人はほぼゼロではないのでしょうか。
EV車の深追いが苦境の要因のひとつになってしまいましたね。
そう言えば我が家の車、過去も現在も「日産」の車って1台もないんですよね。
家族が乗り継いできた車は、トヨタ2台(トレノ・VOXY)、スバル4台(レガシィ3台・サンバー)、ホンダ2台(オデッセイ・フィット)、マツダ1台(MPV)、スズキ2台(ラパン・イグニス)、フォルクスワーゲン1台(UP!)。
無いんですよ日産の車。
今思えば、日産の車って購入時の検討対象にもならなかったんですね。
色褪せた看板が物語る苦しい経営状態
近所の日産ディーラーを見て気になるのは色あせた看板です。
かつて「ブルーステージ」「レッドステージ」という販売チャンネルを設け、鮮やかな看板が印象的でした。
その看板が、おそらく当時から一度も修復されてないのではないかと思うほどの色の褪せ方です。
「塗りなおす経費もないのか・・・」
日産の大変なところは看板や店舗をきれいにしたところで、業績の回復が全く見込めないこと。
「売る車がない」これがすべてですね。
日産一筋の友人もついに・・・
免許を取ってから日産一筋の友人も3年前に他社の車に乗り換えました。
若いときはフェアレディZに乗ったり、家族ができればエルグランドに乗ったり、ライフスタイルに合った日産車に乗ってきました。
子供たちが全員独立し、必要がなくなったエルグランドを3年前に買い替えました。
友人が選んだのは「ホンダのVEZEL」。
エクストレイルとの比較でさんざん悩んだ結果、初めて日産以外の車に決めました。
それには周りの友達も驚きましたが、こういう購買行動が日産車衰退の原因なんだと改めて感じました。
35年乗り続けてきた日産のヘビーユーザーでさえ他社に乗り換えてしまうのです。
まさしく「乗りたい車がない」状態。
「またいつか日産に乗る?」の質問には、「たぶんない」と、言いました。
「復活するかね?日産?」の話題にも「たぶんない」と、ちょっと悲しそうな顔で話しました。
私の周りでは、車の話題になっても「日産」というワードが出てこないことに、このブログを書いていて思い出しました。
テレビで報道されている以上に深刻かもしれませんね。
それではまた。



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