影響力を持つ高齢者

仕事

こんにちは。

ハッピーライフです。

新年度がスタートしましたね。

私は一人で仕事をしているので新入社員とか、入社式っていう言葉にはあまり縁がありませんが、午後、取引先の新入社員をみて、ああ4月なんだなと新しい年のスタートを実感しました。

今日は、その取引先で聞いた、ちょっと困った事態について書きたいと思います。

以前にも書きましたが、この会社は定年退職した人たちを積極的にアルバイトとして雇用している会社です。

60代はもちろん、最高齢者は74歳だそうです。

力仕事ではありませんが、体を使う仕事なので、とても元気な人たちばかりです。

出入り業者である私にも気軽に声をかけてくれ、働くにはとてもよい環境ではないかと思います。

そんな会社でここ最近困ったことが起きているそうです。

それは、アルバイトの一人が仕事を仕切り出し、他のアルバイトさんの仕事に影響を与えているのだとのこと。

この方(Aさん)は73歳で、この会社でのアルバイト歴は今年で8年目を迎えます。

アルバイトの中では最長です。

アルバイトさん数名が、社員からある仕事の指示を受けました。

作業に入ると、Aさんが「そんなことまでしなくても大丈夫だよ!」と、みんなに声をかけます。

その仕事はAさんの言葉通りでは完遂しない仕事で、「それはまずいでしょ」と、返すも、「大丈夫そこまで見てねっからよ」と、意に介さずその場をさっさと離れていきました。

この人の発言で一番まずいのは周りにも同じ行動を促すこと。

Aさんだけが手を抜くのであれば彼一人の責任なので、発覚した時は彼一人を注意すれば済むのですが、みんなにその手抜きを促すので仕事に携わった全員が注意を受けてしまうのです。

さらにAさんがまずいのは、注意されてもまったく受け入れる姿がみえないことです。

「大丈夫、平気平気」「あいつら分かっちゃねんだよ」と、若い社員を子ども扱いなのだそうです。

この会社でのアルバイト歴は誰よりも長いので、誰も反論できる人がいません。

社員ですら気をつかって指示をしている状態らしいので、影響力は相当なものですね。

世間ではこれを「老害」というのでしょうか。

「以前はそんな人ではなかった」とのこと。

そんなAさんを会社の人たちも最近は面倒くさくなり、仕事の指示は違う人に伝えているそうです。

年を取り、今まで感じなかった孤独感のようなものを感じているのか、それとも単に自己顕示欲が強くなっただけなのかわかりませんが、世間でよく聞く「老害」ってこういうことなんだなと思いました。

自分より立場の低い人たちに囲まれると、気がつかぬうちにAさんのような言葉を発するようになってしまうのでしょうか。

私はひとりで仕事をしているので、自分の意見が周りにどんな影響を与えているかわかりませんが、打ち合わせ時、特に若い担当者と話すときは気を付けなければいけないと思いました。

「ハッピーライフさんやりにくい」なんて思われたら、仕事自体がなくなりかねませんからね。


新しい年度になりました!

頑張っていきましょう!

それではまた。

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