2024年ドラフト会議

野球

10月24日、プロ野球のドラフト会議が開かれました。

昔ほど選手のことを調べなくなった私には、楽天に指名された宗山選手とか、中日の金丸選手がどれだけいい選手かは正直わかりません。

大学野球で言えば今年一番テレビで取り上げられたのは、慶応大学の清原選手ではないでしょうか。

似非野球ファンでも「清原指名されるかな」と、話題にするほどでしたから。

しかし、私にはある疑問がありました。

それは・・・

「清原ってそんなに打ってたっけ?」

大学野球は現在秋季リーグを行っています。

これまで清原選手が活躍したのは、元ロッテ渡辺俊介氏の息子さんからホームランを打った東京大学戦と、明治大学戦くらい。

東京大学戦の映像は皆さんもテレビで見たことがあるかもしれません。

このホームランは素晴らしいものでしたが、リーグ戦全般的には良いとは言えず、ドラフトへアピールできるような数字を残していないような気がしていたのです。

東京六大学野球が行われる神宮球場 今秋の早慶戦は11月9日から

清原選手が今秋季リーグにどれだけの数字を残しているか調べてみました。

1:9月14日(土)立教大学 1回戦   5打数0安打 三振2

2:9月15日(日)立教大学 2回戦   4打数1安打 三振1

3:9月16日(月)立教大学 3回戦   4打数1安打 三振1

4:9月28日(土)明治大学 1回戦   4打数1安打(ホームラン)打点1 三振2

5:9月29日(日)明治大学 2回戦   4打数0安打 三振1

6:9月30日(月)明治大学 3回戦   4打数0安打 三振3

7:10月5日(土)東京大学 1回戦   4打数2安打 打点1

8:10月6日(日)東京大学 2回戦   4打数2安打 三振2

9:10月7日(月)東京大学 3回戦   4打数2安打(ホームラン1) 打点2

10:10月19日(土)法政大学 1回戦   4打数0安打

11:10月20日(日)法政大学 2回戦   4打数0安打 三振2

この数字をどう捉えるでしょうか?

清原選手は全試合4番ファーストで出場しています。

4番ファーストは打ってなんぼのポジションなのです。

ちょっと物足りない気がしませんか?

3~4打席に一回は三振をしています。

当たれば飛ぶが、当たるまでが大変というタイプなのでしょう。

これってドラフトする方としては結構勇気がいるような気がするのです。

大学しか野球をやっていないことの影響かもしれません。

いずれにせよ今季の数字を見ればドラフト候補として騒がれる方が不思議な選手だったと私は思います。

では、なぜ騒がれたのか?

それはテレビで清原選手を「指名されるか注目されています」などと、取り上げたからです。

いくらマスコミが取り上げてプッシュしても、その話題性だけで指名するチームはもうありません。

かつては「?」がつく選手でも話題性でドラフトされた選手がいましたよね。

これが、「マスコミに踊らされた」ということなのでしょうか。

テレビが流すこと、メディアが繰り返し報道することには本当に注意が必要ですね。

そもそもこの清原選手のドラフト話、プロ野球解説者でも取り上げる人がいたかな?って気がします。

「話題性はありますがね・・・」では、プロ野球では生きていけませんから。

今回の指名漏れは普通のことだと思います。

あと、父親の影響もあったのかもしれませんね。

あんなに毎試合観戦に訪れてマスコミに追いかけられれば、取ったチームも大変です。

球界OB、それも大物選手と息子となれば、チームの目指す育成もままならない可能性も出てくるかもしれません。

今後の進路は未定とのことですが、社会人、あるいは独立リーグで結果を出して次回のドラフト指名に期待をしたいと思います。

それでは。

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